

およそ5000万年前の松柏科植物の樹液の化石である琥珀は、その神秘的な輝きと癒しの力で太古の昔から神秘の宝石として人々に愛されてきました。
ヤマノではいち早く琥珀に秘められた力に着目し、2004年10月から独立行政法人理化学研究所との共同研究を始めました。
化粧品メーカーだけでは踏み込めなかった基礎研究により、我々は琥珀パウダーから肌に有効な成分を抽出することに成功し、それをコハクエキスREと名付けました。さらに研究を行った結果、このコハクエキスREには以下の2つの美容効果があることが分かりました。
皮膚のターンオーバーには「HB-EGF」というタンパク質が関与しており、これが増えると皮膚ターンオーバーが早まり新しい皮膚に生まれ変わることが知られています。すなわち皮膚にできたシミがより早くなくなるのです。
我々は表皮角化細胞を用いて、コハクエキスREがHB-EGF発現に与える影響を調べました。その結果、コハクエキスREは表皮角化細胞におけるHB-EGF遺伝子発現量を対照として用いたエタノールと比較して約2倍上昇させることがわかりました(a)。
さらにマウスの皮膚に対して人工的にシミを作り、対照のエタノールとコハクエキスREをそれぞれ塗って比較してみたところ、コハクエキスREを塗ったシミの方が早く消えました(b)。
これらの結果から、コハクエキスREは皮膚ターンオーバー促進効果、すなわちシミ喪失促進効果があることがわかりました。

3次元培養ヒト皮膚モデルにコハクエキスREと対照のエタノールをそれぞれ塗り、コハクエキスREがヒアルロン酸産生に与える影響を調べました。合成されたヒアルロン酸を茶色に染色した結果、対照と比較してコハクエキスREを塗った皮膚モデルでは、特に表皮において濃い茶色の染色像が観察されました。また、表皮角化細胞においても同様に濃い茶色の染色像が観察されました(a)。
さらにこのヒアルロン酸産生促進メカニズムを調べたところ、表皮角化細胞においてコハクエキスREはヒアルロン酸の産生を司る酵素「HAS3」の遺伝子発現量を対照として用いたエタノールと比較して約3.5倍上昇させることがわかりました(b)。
これらの結果から、コハクエキスREはヒアルロン酸産生促進効果があることがわかりました。
ヤマノでは、理研との共同研究の成果であるこの2つの美容効果についてそれぞれ特許を出願し※、
このコハクエキスREを配合した化粧品(ヤマノ肌美道、ヤマノコハクセンチュリーセラムセット)を開発し、
多くのお客様からご好評いただいております。
※特開2007-314522 皮膚ターンオーバー関係
「琥珀から得られる皮膚ターンオーバー促進因子を含有する組成物及びその使用」
※特開2008-266260 ヒアルロン酸関係
「琥珀から得られるヒアルロン酸産生促進因子を含有する組成物及びその使用」
ヤマノ美容研究所では『美容を通して人を幸せにする』という企業理念のもと、さらなる琥珀の美容効果について現在も研究を進めております。
今後も、より高い効果を実感していただけるスキンケア化粧品の開発に取り組んでまいります。